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あらすじ
のぶは草吉と団子屋の主人を連れて家に戻った。
そして朝田家の人々に「ここであんぱんを焼いて商売をしよう」と再び提案した。
釜次は反対したが、草吉は構わず朝田家が営む石材屋の石を使って即席の窯を作り始めた。
朝田家の人々もそれを手伝った。次に草吉はあんぱんの生地を作り始めた。
のぶと嵩はその様子を興味津々で見た。
あんぱんが完成した。草吉が朝田家であんぱん作りを始めたことを聞きつけた御免与町の人々が集まって来た。
がめつい草吉はあんぱんを1個10銭で売ろうとしたが、のぶと羽多子は1個2銭で売ってしまった。
あんぱんは飛ぶように売れた。羽多子はあんぱんが御免与町の人々に大人気なのを見て、
あんぱんを作って生計を立てることを決意した。
嵩は寛の家にあんぱんを持って帰り、千尋に与えた。
千尋はあんぱんを食べて、幼い頃東京で家族4人で過ごした時のことを思い出した。
千尋も母・登美子が寛の家に帰ってくるのを心待ちにしていた。
その日の夜、羽多子は草吉に「あんぱんの作り方を教えてほしい」と頼んだ。
そして釜次に「朝田家でパン屋をやらせて下さい」と頼んだ。
羽多子は「のぶの想いを無駄にしたくない」と釜次に訴えた。
釜次と草吉は羽多子の頼みを承諾した。
ところが次の日の朝、草吉の姿が見えなくなった。
朝田家の人々は草吉を探し回ったが見つからなかった。
朝田家の人々が途方に暮れていると、草吉がふらりと帰って来た。
草吉はあんぱんを作るための道具を買いに行っていたのだった。
草吉は羽多子と子供たちにあんぱんの作り方を教えた。
草吉と朝田家の人々は和気あいあいとあんぱんを作った。
その後、嵩が寛の家で絵を描いていると、
家を出て行ってしまった母・登美子から手紙が届いた。しばらく音沙汰がなかった母からの思いがけない便りでした。
感想・考察
朝田家でパン屋ができるようになってよかったと思います。
母・登美子からの手紙になんと書いてあるのかが気になります。
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