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あらすじ
釜次は怪我をした方の腕を三角巾で吊り、石材屋の仕事をしていた。
しかし怪我をしているせいで仕事ははかどらなかった。
豪は釜次に怪我をさせてしまったことを謝った。
そして「自分がいなくなれば自分の生活費が浮き、朝田家の家計が楽になる。
自分をクビにしてください」と頼んだ。釜次はなんとか豪を思いとどまらせた。
その日の夜、朝田家の人々はこれからどうやって生計を立てようか思案した。
釜次が腕を怪我したせいで石材屋の仕事がはかどらず、家計は苦しかった。
のぶは夜も寝ずに朝田家を立て直す方法を考えた。
次の日、のぶは学校にいる間も朝田家を立て直す方法を考えた。
のぶは学校の帰り道、川で釣りをしている草吉を見つけた。
のぶはいいことを思いついた。のぶは草吉を朝田家まで引っ張って連れて行った。
そして朝田家の人々と草吉に「草吉にあんぱんを焼いてもらって、うちで売ってはどうか」と提案した。
しかし釜次と草吉が喧嘩を始めてしまった。草吉は「金もない、パンを焼く釜も無い。
こんな所でこの俺が働く訳ないでしょ」と言い、立ち去ってしまった。
釜次は「金輪際いっさい敷居をまたがせるか。出て行かんか」と怒鳴りつけた。
草吉が立っち去った後、のぶは釜次を説得した。そして草吉を探しに行った。
草吉は御免与町の駅舎にいた。草吉は御免与町を出ていくことにし、汽車で旅立とうとしていた。
のぶは草吉を見つけ、朝田家であんぱんを焼いて商売をしてくれるよう必死に頼んだ。
のぶは草吉に「草吉の焼いたあんぱんには悲しい人を元気にし、笑顔にする力がある。
父が亡くなり、釜次が怪我をし家族皆元気がない。力を貸してほしい」と想いを伝えた。
草吉は「もう御免与町を出ていくと決めたんだ」と一度は断った。しかし思い直して引き受けることにした。
感想・考察
草吉が商売を引き受けてくれてよかったと思います。
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