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あらすじ
のぶが体育大会への出場を望んだ際、黒井はそれに難色を示しました。黒井が求める「忠君愛国」という理念に対し、のぶはどこか違和感と反発を覚えていたのです。昭和12年(1937年)7月、支那事変が勃発。黒井は生徒たちに「忠君愛国」の精神を強く説くようになっていきました。
一方で嵩はというと、意味が曖昧な『図案科の歌』の歌詞に興味を惹かれ、座間からの解釈に深く感銘を受けていました。嵩はカフェで同級生たちとともにこの歌を熱唱し続け、たとえ軍人から非難されても、その熱意が冷めることはありませんでした。
そんなある日、豪のもとへ召集令状が届きます。「人並みにご奉公できる」と語る豪に対し、朝田家の人々は表向きには「おめでとう」と声をかけながらも、その胸には戦地へ旅立つことへの不安が広がっていました。
のぶは豪の出征を知ると、朝田家に戻り蘭子へ想いを伝えます。「蘭子が想っているのは、豪ではないのでは?」と。蘭子の本心が豪に伝われば、彼はきっと帰ってくるだろう。蘭子を悲しませないためにも、豪はきっと戦地で生き抜く──のぶはそう信じていました。
感想
豪ちゃんに、召集令…。
戦争時代に突入だね。
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